塾の探し方ーその3

家庭教師のタツジン28号です。

 今回は、高学年の塾の探し方について説明致します。これまで、小学校低学年、中学年と見てきました。保護者の方も苦労されると思いますが、小さな子たちが間違った方向に進まないためにも、気を遣って頂きたいと思います。

 

 高学年は、塾選びの失敗が許されません。なぜなら、5年生の初めから6年生の終わりにかけては、中学校入試で最も重要な時期だからです。今流行りの全集中がこの時期にあたります。

 これまで塾に通っていない人も以下の説明を参考にして頂けたら幸いです。

 

 さて、高学年の塾選びについてですが、まず、塾の仕組みについて覚えておきましょう。大手塾の特徴は、能力別編成クラスを取り入れています。それが励みになって気合を入れて勉強するお子さんには向いています。ただ、成績は浮き沈みが激しく、そのたびにクラスが目まぐるしく変わって落ち着かないというお子さんには不向きかもしれません。もちろん、子どもたちは日々成長していますから、最初は不向きであったお子さんが逞しくなることもあります。ですが、先生やクラスが変わって落ち着かないというお子さんには向かないことが多いです。

 

 それに個人塾とは違って、大手塾はたくさんの教室を展開しなければならず、その講師の多くがアルバイトです。具体的に言いますと、現役の大学生や昼間は学校の講師をしている人、何らかの資格取得を目指している人、昼間の時間を持て余している高学歴主婦などが教えています。専任でないから質が悪いとは言いませんが、中学入試のことをあまり分かってない講師も結構います。塾のテキストを使うわけだから、ある程度の学歴があれば、教え方が多少問題でも構わないという考え方もありますが、中学入試の傾向が分からないため、テキストを端から端までみっちりと説明する講師がいます。例えば国語でいえば、文法について事細かに説明する講師などがそれにあたります。でも、昨今、入試の国語に文法はほとんど出ません。長文の読解力とか、記述力が問われる傾向にあります。

 

 そう考えると、テキストを四角四面に教える講師は、指導方法がよく理解できていないといえます。結論から言いますと、大手塾の講師には当たり外れがあり、良い講師に出会えたとしてもクラスが一定しているわけではないので、クラスメイトや講師が目まぐるしく変わることを覚悟して入塾するべきです。

 

 また大手塾といっても個性豊かです。毎週テキストを配り、講師は授業を丁寧にやるが、家庭教師をつけたり個人塾に通わせたりしないとついていけない塾。別の大手塾のテキストを使いながら体育会系のノリで運営している塾、老舗塾ではありながら個性を出し切れていない塾などさまざまです。

 いずれにしても、教室の運営スタッフが保護者と面談をしますから、直接指導している講師との面談が叶わないことが多いです。

 

 次は個人塾を考えてみましょう。自分の知り合いにも個人塾を経営している方がたくさんおります。尊敬する塾長から首を傾げたくなるような塾長までさまざまです。どの大学を出ているかというより、どのような目的をもって子どもたちを指導しているかということをじっくり聞いて下さい。

 それと忘れてならないのは、合格実績に対する見方です。もともと頭が良い子が入塾してくれば良い結果がたくさん出ます。学校名を明かさず、合格実績だけしか載せていない塾は怪しいです。

 

 子どもたちの個性をよく考えて伸ばしてくれる塾を探しましょう。個人塾ならば、子どもたちの個性をどれほど考えてくれるか。今の中学入試をどれだけ詳しく分析しているか。それを指導方法とどのようにつなげているか。

 お子さんたちの個性について詳しいのは、保護者の方々です。いろいろな塾に出向いて授業を体験し、塾長や室長たちとよく話し合い、塾にしろ、講師にしろ、子どもたちと相性が良いと考えられる環境を整えてあげて下さい。