親でもできる家庭教師ー国語

家庭教師のタツジン28号です

 

 今回から、親でもできる国語の家庭教師について説明します。

 

 まず、教える前にやらないことは、親子は感情的になりやすいという現実を見つめ直すということです。家庭教師先で保護者の方のグチをよく聞くのは、先生のことはよく

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親子ゲンカ

聞くけれど、親の言うことは全く聞いてくれないということです。その通りだと思いますが、でも、保護者の方の子どもに対する言葉かけを聞いていると、かなり感情的に話すことが多いです。例えば、こんなです。うちの子は、読書もしないから国語が全くダメだ。いつも本を読め、本を読めと言っているのに親の言うことを聞かないからこの通りなんだ。というようなことを子どもの前なのに平気で言います。それでなくても、受験勉強のプレッシャーでナーバスになっているのに、こんな言葉かけをしたら、子どもも感情的になるに決まっています。

 

 すべての保護者が、子どもたちの成績をなんとか伸ばしてあげたいと考えています。でも、普段から一緒に生活しているので遠慮なく本音を言ってしまうのだろうと思います。ぼくも、自分の子どもに対して客観的に見られるかと考えると、怪しいもんです。

 

 でも、親子の対立を避けるために感情的な表現はやめるべきです。では、どのように言えば良いのか。親子で、今何のために勉強しているのか、その目的を一緒に考えて話を進めていくべきです。

 

 なかなか難しいとは思いますが、親子の感情の壁を取り払って下さい。

 

 さて、話を進めていきます。保護者の方は、数十年生きてきた経験値があります。でも、子どもたちは自分が経験しない限り、全てが未経験であるということを考えて頂きたいです。

 あるご家庭での話です。小学校4年生の女の子を教えていたときのことです。理系が得意で文系が苦手な子でした。通っている塾はSです。親せきのおばあちゃんが亡くなった話でした。当たり前ですが、人が亡くなったわけですから、悲しみを持って接しなければなりません。身近な人であれば、当然、この子も悲しむでしょう。ですが、遠い親戚のおばあちゃんが亡くなったことに対してどのように接するべきか理由が分かりません。この子のお母さんが、この子はこんなことも分からないんです。バカじゃないかと思います、というようなことを本人の前で話ました。ぼくは立場上、反論することはしませんでしたが、ぼくはお母さんに尋ねました。〇〇ちゃんは、10歳の女の子です。身内で亡くなった人がいますか、と。本人が小さい頃にお母さんの祖母がお亡くなりになったくらいで、本人は全く覚えがないだろうという答えでした。

 

 つまり、この子は、物心がついてから身近が亡くなるという経験をしたことがないわけです。言い方を換えると、この子は身近な人が亡くなったという認識がないわけです。それで悲しむ気持ちが分からないとか、想像力が欠落しているとか、周りの大人が簡単に結論を出してしまっては、本人が可哀そうではないでしょうか。身内が亡くなったらどのような気持ちになるのかということを親子で一緒に考えていけば良いのです。

 ぼくは、犬や猫のペットで例えます。教え子たちは嫌がりますが、身近に感じることができるのでしょう。

 

 保護者の方は、自分は理系だから国語が分からないとか、国語は嫌いな科目だから全く分からないと言われる方が多いです。そのために、言語要素をやたらに教える方が多いですが、語句などはゆっくり覚えていけばいいです。それより、子どもたちと一緒にこの場合、どのように考えれば良いのだろう、ということを話し合って頂くことの方がよっぽど大切です。このことが日常的に出来るようになれえば、立派に家庭教師が出来ていると考えて下さい。