中学受験生にとっての9月以降とは

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受験スケジュール

こうへき、です。

 

 新型コロナウィルスが一向に終息しません。とはいえ、2022年の中学受験は少しずつ近づいてきています。夏期講習も終盤を迎えています。受験生たちが健康のままで試験を迎えてくれることを祈るばかりです。今回は、受験生たちが迎える9月以降の流れについて考えてみたいと思います。

 5年生から受験勉強を始め、一週間ごとに新しい単元をこなしてきました。6年生の夏期講習は、どこの中学受験塾も総復習の形をとります。でも、総復習が出来ていない受験生も少なくないことでしょう。そういう中で志望校の出題パターンに慣れていかなければなりません。

 では、9月以降のパターンについて説明します。東京・神奈川は、2月から受験が始まりますので入試まで5か月になります。それ以外は1月から受験が始まりますので、さらに短い期間になります。端的に言ってしまえば、それまでに志望校の出題パターンをつかんで苦手分野を克服し、およそ70%解ける力をつけなければなりません。言い方を換えますと30%解けなくても良いということになります。イメージとしては、基礎レベルから応用の中程度のレベルまでの力を付ければ良いということになります。もちろん上位校を受ける場合には、難解レベルまでの力を付けねばなりません。

 上位校を受ける受験生は、ここで落とし穴に落ちることがありますので気をつけなければなりません。どういうことかと申しますと、難解レベルの問題を解くことばかりに気をとらわれ、基礎分野を疎かにしている受験生をよく見かけるからです。大げさに聞こえるかもしれませんが、これまでのぼくの指導経験上、上位校を受ける受験生の半分以上がこのパターンにはまります。特に算数や理科の物理・化学分野の勉強をしている場合にその傾向が見られます。難しい問題は解けるものの、基礎的な問題を軽視しているために点数が取れず、ご家庭で焦り、受験生がパニックになるわけです。ほとんどの学校に当てはまりますが、基礎問題を疎かにしていたら合格はムリです。

 これから志望校判定テストが始まります。判定テストによって点数が取れたり、取れなかったりします。その理由は、回数によって出題される範囲が異なるからです。点数が取れずに落ち込む受験生、保護者の方がいますが、結果に一喜一憂するのではなく、出来なかった単元を克服するために判定テストを利用するべきであって、入試ではないので点数が低くても気にする必要はありません。それに、難解な問題ばかりにこだわるのではなく、出来なかった問題の傾向にこだわるべきです。先ほども言いましたように難解な算数の問題が解けているのに基礎問題が間違っているという場合があります。計算ミスなのか、それとも、計算は合っているのに答えを写し間違えているのか。国語でいうならば、記述問題は出来ているのに、選択肢問題がボロボロという子もいます。漢字・語句の問題が出来ていない子もいます。子どもたちの性格に個性がありますが、解き方にも個性があります。本人がその個性を見極めることが出来れば一番良いのですが基本的にはムリですので、保護者の方が見極めてあげることが大事です。

 

【結論】

①基礎力を徹底的につける勉強方法にしなければならない。

②志望校の出題パターンをつかんで攻略しなければならない。

③難解な問題ばかり解いていても総合的に点が取れなければ受からない。

④志望校判定テストは、苦手分野を見極める格好の材料だ。

⑤子どもの苦手分野を見極めるのは、本人と保護者が一番。